2010年11月10日水曜日

宮尾本 平家物語(白虎)

平氏のバックアップで、滋子入内。
後白河上皇そば仕え、その美貌でたちまち寵を受ける。
清盛はイライラしながらも傍観するしかない。
…といった感じで、天皇との姻戚関係を濃くしていく。
平氏はメキメキと頭角をあらわしてゆく。
そして、ついに娘・徳子の入内が決定。

清盛は太政大臣まで上り詰める。
だが、わずか三ヵ月で引退。
そして出家。
清盛、よる年波は六十近く。
平氏一門は嫡男・重盛が仕切る形。
兄弟で左右大臣となる。
平家の威勢は頂点へ。

こうなるとやはり、嫉妬する輩が出てくる。
鹿谷で謀議が謀られている、という密告。
その頂点には、何と後白河法皇の影が。
主上に親近感が持っていた清盛。
寝耳に水の出来事。
激怒。
断罪。
島流し。
とうとう法皇も軟禁状態へ。
そして、嫡男・重盛の死。

そんななか、源頼政という人。
この人、温厚で長老的存在。
清盛も一目を置いていた。
ひょんなことから、駿馬のやりとりでひと悶着。
それがもとで、以仁王の乱にまで発展。
これも、なんとか平定した清盛。

清盛の庇護を受けていた常盤。
しかし、哀れだけでつながった関係は長くは続かず。
払い下げのように藤原長成に嫁ぐ。
長成は、源義朝の忘れ形見である牛若を引き取る。
が、やんちゃな牛若は弟に大けがさせてしまう。
心苦しく思った常盤は、牛若は鞍馬寺へ。
そこでも暴れん坊。
あるとき、源氏の系図を発見。
自分が源氏の嫡流であることを発見。
源氏を再興する夢を抱き、身震いする牛若。
思いめぐらし、東北に目を向けはじめる。
そんななか集まった仲間とともに奥州へと旅立つ。

度重なる、平家への軋轢。
さらに、信仰する厳島神社の託宣により、遷都を決意。
自分が住み慣れている福原へ都を移す。
*   *   *
重盛の死によって、少しずつずれはじめる清盛。
そんななか義経が登場。
正直ここまでの展開が退屈だっただけに、今後の展開に期待。