2013年5月30日木曜日

楊令伝(十二)九天の章

梁山泊の荷が襲われた。
王定六は危急を梁山泊に知らせる。
そして楊令の腕のなかで力尽きる。
金の訛里朶が独断で襲った。
李媛が大将。
李英を解任。
秦容を抜擢。
荷を守る。

江南では宋が再興された形に。
杭州・臨安が首都に。
燕青は李富に誘い込まれる。
燕青にあるまじき失敗。
辛くも脱出するが失明してしまう。

李媛が李英の解任を再度要求。
その裏に深い意味がある。
そう見た杜興。
自らの死で李媛をだまらせる。

双頭山には、退役間近な鮑旭。
そこへ張俊が本気で攻めてくる。
鮑旭は死に花を咲かせ、部下を助ける。
しかし双頭山は風前の灯。
間に合わないと思っていた五百騎が駆けつける。
そこには秦容の姿が。
張俊は引き下がる。

耶律大石が“西遼”を建てる。
梁山泊と同じ税率一割の国だ。

西夏でも複雑な動き。
皇太子と宰相が毒を盛られ死亡。
荒れる韓成は郤灼を押し倒す。
のちに帝兄が暗殺される。
ウラに公孫勝と戴宗のカゲが。

金は燕雲十六州に傀儡国家・斉を建国していた。
帝は劉豫。
宰相に劉顔宗。
その劉顔宗が何者かに暗殺される。
*   *   *
日本・金・斉・西夏・西遼・梁山泊・張家・岳家・南宋。
まさに九天の世。
三国鼎立ではないが、このときの中華は微妙なバランスは一時でしかない。
秦檜、扈成、青蓮寺から派生した人間たちが不気味だ。

2013年5月22日水曜日

楊令伝(十一)傾暉の章

韓成。
西夏との交渉に尽力する。
それを守護する秦容と郤灼。

岳飛。
自領のゆるみに悩む。
崔如の助言。
引き締めるため、荘ひとつ殲滅。
のちに崔如を妻にすることに。

楊令。
自ら西域の隊商の護衛。
耶律大石と語らう。

秦容。
楊令と合流し、梁山泊へ。
身のこなしに目を見張る楊令。
葉敬が配下にするのを蹴った。
自分より上だと感じたのだ。
郤灼はひきつづき韓成に着いていくことに。
戴宗があれている。

金国。
南宋を倒すため南下。
膠着状態。
翰本帰還を蕭珪材が守る。
岳飛、散々に打ち破られる。

韓世忠。
梅展からは旧宋水軍を受け継ぐ。
李富と急接近。
巴蜀を目指す。

南宋はわざと流浪している。
李富は着々とことを進めていく。

梁山泊の牧が襲撃される。
三千の馬が盗まれる。
楊令は総動員で岳家軍と対峙。
完膚なきまでに叩く。
しかし、岳飛は討ち取れなかった。
*   *   *
秦容は、なみなみならぬ器と見た。
岳飛との戦いで、異常な強さを見せる。
南宋と金の間で、梁山泊は経済で成り立とうとしている。
…ん!? この規模で、軽い鎖国状態。経済で身を立てようとしていく…。
近代日本を連想するのは自分だけだろうか?

ただ、人びとはとても今の日本とは似ても似つかないが…。

2013年5月12日日曜日

くじらのまち

同郷の新鋭監督・鶴岡慧子さん。
PFFグランプリ作「くじらのまち」。
上田で上映されるということで行ってきた。

主人公のまちが魅力的に撮られていた。
ぶっちゃけエロい!と感じた。
女性が撮ったからか、変なエロさではない。

水のイメージが印象的だ。
陰湿なイメージではない。

ベタな設定。
だが、その設定が観客を引っぱりこむ力は持っていて、目が離せない。
それもあって、長回しもあまり気にならなかった。
その引っぱりこむ力があると感じた。

ロケ地は、菅平や別所線など、見たことがある風景が混じっていた。
とかく自主制作映画(自分のものも含めて)は、“見ていてツラく”なることが多い。しかし、この作品については、それがなかった。
監督は菅平出身ということで、それだけで贔屓目で見てしまったのかもしれないが、それでも上に挙げた印象は本物だと思うので、これからのご活躍を陰ながら応援したいと思う。

2013年5月9日木曜日

清須会議

今年の秋には映画が上映される。
キャストも決まっている。
想像しながら読んでみた。
*   *   *
本能寺の変で信長は憤死。
山崎の戦いで明智も滅びた。
さて、織田の跡目をどうするか。
柴田勝家は信孝。
羽柴秀吉は信雄。
壮絶な“会議”という名の“戦”がはじまった。
*   *   *
戦国時代の大河ドラマ。
必ずと言っていいほど、登場する場面。
清須会議!
そこにスポットを当てた三谷さんに拍手。
三谷さんらしい視点と切り口だ。
最後の秀吉と勝家のやり取りは真実だったと信じたい。

楊令伝(十)坡陀の章

宋は倒れた。
南に青蓮寺の息がかかる南宋が興る。

北京大名府。
張俊。
影に扈成。

大原府。
岳飛はまとまった賊徒を掃討。
途中、流浪する女性の一行を助ける。
しかし金軍に兵糧庫を焼かれる。
忸怩。
目には目を。
敵の兵糧庫を奪取。
倍の兵糧をゲット!

武松や上青、西夏からさらに西へ。
韓成は梁山泊の国使として西夏へ。

公孫勝は子午山へ。
秦容を迎えにきた。
秦容とともに郤灼という女もついてくる。
目指すは西夏。
*   *   *
混沌とする中華。
それぞれの思惑が交錯する。
梁山泊は小さくまとまり、交易で国を潤そうとしている。
韓成を軸に、西夏と交渉を持つ。

楊令伝(九)遥光の章

童貫死す!
敬礼!

残るは金軍と対峙する李明の軍。
李俊たち水軍の出番。
赤手隊の荻成が李明の首を狩る。

金軍が開封府を包囲。
和睦。
しかし、すぐにまた金軍はやってくるだろう。

青蓮寺はもぬけの殻になりつつあった。
李富が南へ移す計画。
傀儡に近い形で、秦檜を残す。

梁山泊は少し領土を増し、国となす。
楊令は帝に上らず、共和制を考える。
そして、新たな交易を考える。
東は日本から西は西夏の西域まで。
新しい塩の道。
*   *   *
最大の敵・童貫を倒し、梁山泊は国となった。
しかし、楊令が考える国は新しい。
梁山泊の人びとの捉え方は人それそれだ。
大国・宋が倒れ、それぞれの想いが点在する中。
梁山泊はどこへ向かうのか?