2016年2月29日月曜日

史記 武帝記(三)

たび重なる匈奴との戦。
目的のない戦。
衛青は頭屠に斬られ重症を負う。

衛青の代わりを受けた霍去病。
大活躍。
匈奴から河西を奪る。
漢軍は波に乗じる。
とうとう匈奴を漠北へ追いやる。
しかし、別働隊の李広。
本体へ合流に失敗。
単于・伊穉斜を撃ち漏らす。
李広は自裁する。

張騫は西域の特使として大宛へ。
そこからさらに西域へ副使を飛ばす。
汗血馬を土産に帰国。
劉徹はその馬と身毒(インド)に強い興味を抱くのだった。

武帝時代の絶頂期がやってきた。
霍去病は衛青と並ぶ大司馬に。
その霍去病が…。
*   *   *
もっとも寵愛していた者を亡くす劉徹。
心の闇が広がっていく。
衛青や張騫も中天を過ぎていく。
李広の孫・李陵は親友・蘇武とともに衛青に学び成長してゆく。

司馬遷は道理でしかものを考えない堅物。
桑弘羊に見出された、というわけではないが、“史記”を語る上で外せない人物。
強い“漢”を描いてきた著者が、この人物をどう表現するのかが気になるところ。

劉徹の変化と司馬遷の不変化が、いつ交錯するのか。

2016年2月21日日曜日

史記 武帝記(二)

張騫。
匈奴を脱出。
キツイ旅を乗り越え大夏へ。
国交を開く。
仲間を二人置き漢へ。
しかし、途中でまた匈奴にとらわれる。
伊穉斜の反乱に乗じ脱出。
念願の長安への帰還。

衛青。
帝が河南を取れという。
取れば翼が広がる。
三万という寡兵。
しかし素晴らしい戦果を挙げる。
常勝。
そして大将軍へ。

伊穉斜。
兄の軍臣が崩御。
甥の於単との戦いに勝ち単于(匈奴の帝)に。
すべては衛青との戦に勝つため。
頭屠を草原で見出す。

司馬遷。
見聞を広めるため旅をする。
まだ二十歳そこそこだ。
自分がまだ何を成したいの分からない。
河水の決壊してかなり経つ。
治水が進まないことを憂いている。
後に郎中にのぼり、桑弘羊に見出される。

霍去病。
伯父の衛青。
早くからその才を見出す。
帝の劉徹に寵され侍中に。
しかし本人は戦に出たい。
伯父の侍中となるため軍に潜入。
厳しく対する衛青。
しかしその才能を少しずつ認めていく。
ついには十七して将軍となる。
*   *   *
劉徹は外戚とのしがらみをやっと断ち、自分の思うような政治を始める。
主には戦で漢を富ませようと考える。
衛青はそれに応えていくが重荷にもなっていく。
それを危ぶむ霍去病。
衛青を超える将軍へ成長していくのか。

2016年2月4日木曜日

史記 武帝記(一)

衛青。
大長公主の拉致から脱出。
劉徹(武帝)に、それを快く思われた。
将軍へと見出される。

張騫。
若き劉徹からの命令。
西域行を試みる。
しかし匈奴に囚われ、すでに十年。
脱出し命令遂行を試みる。

劉徹。
“漢”という巨鳥の翼を西に広げたい。
匈奴との戦いを“守”から“攻”へと考える。
その悲願のため、衛青を見出した。
衛青はそれに応えていく。
そして単于庭手前、龍城まで攻め上がり凱旋するのだった。
*   *   *
まだ、岳飛伝が文庫化されない。
待っている間、この史記を、偶然安く手に入れたので読み進めてみる。
ただ作者も同じなので、騎馬戦の描写などカブる場面も多く混乱している。
登場人物が多い。
大水滸伝とも混同しないように気をつけねば…。
個人的には、張騫の西域行がどうなるのか気になっている。
そして、司馬遷や李陵がどう登場してくるのか楽しみだ。

2016年2月3日水曜日

いなくなれ、群青

七草(僕)は、“階段島”に飛ばされていた。
4日間の記憶が無い。
この島は“魔女”が管理する地図にも載らない島。
ここから脱出するには、“なくしもの”を探しだすしかない。
しかし七草は、この島の生活を気に入った。
平穏に過ぎる日常。
しかし、彼の前に真辺由宇が、忽然と現れる。
“平穏な日常”は終わりを告げる。
*   *   *
ピストルスターの落書きのクダリがキモ。
急に物語が急カーブを切って加速する。
ちょっと唐突なので、少し戸惑った。

人は成長すると丸くなる…。
この小説は、その削れた“角”にスポットを当てている。
なんともノスタルジックな話だ。
ただ、魔女の存在が現実とつながっている。
この「いなくなれ…」だけを読む限りでは、ファンタジーなのだけれど。
どうも続編と続々編がある。
物語は完結はしていない。

ラノベというジャンルは長編も多い。
う〜む。
続編が気にならないわけではないが、どうしたものか…。
読むかどうか、正直迷っている。