2011年4月20日水曜日

勝海舟(四)大政奉還

勝は長州との調整役を成功させる。
しかし、京へ戻るとそれが帳消しのような状態に。
命がけの仕事が報われない。
この間、縁あって新選組の土方が訪ねてきりする。

江戸へ戻った勝。
長男の小鹿がイギリス留学に落選。
勝は私費で、アメリカに小鹿を留学させる。
そんな間に、病弱だった次男の四郎が亡くなる。

勝家にはいろんな人びとが出入りしていた。
新徴組の山口三郎。
かたや薩藩の益満休之介。
よく考えればすごい状態だ。

一橋慶喜が十五代将軍に。
孝明天皇が亡くなり、巷では「ええじゃないか」が流行。
坂本竜馬が立役者となり薩長同盟。
時代は濃縮したように動いている。

勝は軍艦奉行から海軍奉行へ。
諸外国との調整役になったり…。
そんななか土方が訪ねてきた。
土佐の後藤象二郎が中心となって大政奉還を建白したらしい。
佐藤与之助の報告から、その影には龍馬の活躍が。
しかし龍馬は暗殺されてしまう。

とうとう大政奉還が成る。
慶喜の英断に涙する勝。
しかし、薩長は徳川はつぶす気だ。
この機会を逃すはずがない。
慶喜は大坂で一戦交えるかと思われた。
しかし、みんなをだまして、江戸へ帰ってきてしまう。
それを叱る勝。
慶喜は勝に、あとは頼むとしか言わない。

鳥羽伏見の戦いは惨憺たる様相だ。
江戸では毎日のように評定が開かれる。
小栗上野介を頭に主戦論だ。
それを一夜にして慶喜は恭順論にしてしまう。

そんななか勝は陸軍総裁に。
河童が陸にあがるようだと、最初は固辞していた勝。
だが、幕府・薩摩以前に日本の国だ。
まずは蛇のように巻きつくフランスを振り払いたいと考える。
*   *   *
いろんな場面で、勝の考えが試されていく。
考えの違いに松本良順とも険悪に。
しかし、最後は“赤誠”の二文字が浮かび上がる。
勝もまた武士として“初一念”が貫徹されていると感じないではいられない。