2011年7月10日日曜日

勝海舟(五)江戸開城

この巻で「幕末の三舟」が登場。
山岡鉄太郎(鉄舟)は、西郷との談判に、勝の名代として江戸を発つ。
奇跡的に助かった益満休之助と一緒にだ。

勝は一途に江戸の民のことを考えていた。
江戸が火の海になれば、一番の被害者は民衆だ。
万が一を考え、昔の仲間たちにも声をかける。
文字通り奔走する。

幕府と薩長の倒幕軍のとの駆け引きは続く。
そんななか、慶喜は静かに水戸へ。

とうとう江戸城に倒幕軍が入城。
沖では榎本釜次郎(武揚)率いる反対派の戦艦たちが。
そこへ現れた勝。
決死の覚悟だ。
しかし、江戸城に火の手は上がらず。
勝は腹を斬らずにすんだのだった。
*  *  *
勝は江戸城受け渡しを平和裡に進めた。
それは並大抵の努力では成し得ない。
それを飄々と、人を食ったようにこの人は…。
クールヘッド・ウォームハートというより、クールヘッド・バーニングハートだ。
それでも、全部が全部まるく治まるわけではない。