2013年7月18日木曜日

楊令伝(十四)星歳の章

李英の行方を探る侯真たち。
李英は斉の将軍になっていた。
岳家軍と対峙する斉禁軍。
李英は先鋒として出陣。
梁山泊の重圧から解き放たれていた。
用兵に鋭さが増していた。
岳飛は末恐ろしさを感じる。
しかし、張家軍は抗金を理由に、斉から離れる。

李英は異例の出世。
斉の総帥に推挙される。
帝に拝謁。
その刹那、李英は飛刀を放っていた。
扈成に重傷を負わせた。
しかし、帝である劉豫の命までは絶てず。
李英は志を失ってはいなかった。
刀が李英のノドに吸い込まれていった。

李媛は李英を追い青蓮寺の手にかかる。
助けようとした戴宗も命を落とす。

金軍総帥に阿骨打の息子・兀朮を抜擢。
帝・呉乞買は病が篤い。
密勅「楊令を討つべし」。
これが遺言ともなる。
同盟国である梁山泊を敵にする。
そこまで自由市場は各国に影響を与えていた。

金は南宋とにらみ合った。
岳飛と兀朮は、ほぼ互角に戦う。
張俊が圧されたようだ。
しかし、金帝が没す。
金軍は会寧府に戻る。

嚇元が口を割る。
南宋皇太子・趙は李富と李師師の子。
燕青の子ではない。
嚇元が破壊されたことで李富の野望が動き出す。

南宋水軍の動きが活発に。
張敬が阮小二を助けて死ぬ。
父・張横も童猛とともに青蓮寺の手にかかる。
助けられた阮小二は大型船を完成させる。
しかし、大量に血を吐く。
最後は白勝に看取られる。

洞庭山が狙われる。
梁山泊は辛くも勝つ。
物資は半月で運び出す。

南宋も、自由市場を無視できない状態に。
秦檜と劉光世が李富に呼び出される。

とうとう梁山泊と雌雄を決する時か。
郭盛と史進が申し合わせていた。
郭盛が真ん中で踏ん張る。
史進が劉光世に突っ込む。
死に突っ込んだ史進。
しかし、乱雲に助けられる。
郭盛は史進に支えられ、兵たちを叱咤激励。
そのまま絶命。
勝った。
しかし、なぜか淋しい。
*   *   *
李英!少しでも疑ったオイラをゆるしてくれぃ!…泣ける。
つぎつぎと名もなく同志が死んでいく。
そして、郭盛が…。さらに史進の愛馬・乱雲は史進の盾となる。

経済という武器を持った梁山泊。
楊令が解釈した“替天行道”が実を結びつつある。
それは、今までの国の形を覆す民のための国。
先進すぎる国。
それを良しとしない南宋、そして金。
出る杭は打たれるのか。

あぁ、とうとう最終巻へ。
早く読みたい。でもまだ読みたくない。

焦らすかのように、また違う小説を乱読するのか!?

2013年7月11日木曜日

楊令伝(十三)青冥の章

斉の宰相に扈成がなる。
つながっていた張俊。
斉の禁軍となり、開封府に入る。

岳飛を攻めた完顔成。
二度の敗北。
退役となる。
不思議と肩の荷がおりたようだった。

張俊が依っていた北京大名府。
今は梁山泊の呼延凌が駐屯。
自由市場を開く。

蕭珪材vs岳飛。
数的には岳飛有利。
公平を期すため一騎打ちを申込む岳飛。
蕭珪材が強い。
しかし、護国の剣は折れる。

蕭珪材に勝った岳。
しかし、民の大規模な反乱。
打ちのめされる。
南宋の傭兵となることを決意。
しばし梁山泊を視察。
楊令たちと語らうのだった。

楊令は、張俊を攻める決定をくだす。
先の戦で鮑旭が死んでいる。
攻められれば倍返し。
それが楊令の考えだ。

青蓮寺を追う猪律。
嚇元の捕獲に成功。
致死軍も合流。
しかし追い込まれる。
戴宗が走り、秦容と公孫勝が駆けつける。
嚇元は公孫勝や武松によって拷問へ。

青蓮寺の離間の計。
張俊と扈成。
そして、梁山泊から李英を。
策に嵌まる李英。
こうなる運命なのか。
潔く斉にくだるのだった。
*   *   *
梁山泊が自由市場で膨らみはじめた。
楊令が張俊を攻めると決めてから、にわかに物語は加速しはじめる。
李英は斉で敵対する強敵となるのか?
楊令の目指す国とは?
天下とは?

それにしても、蕭珪材と岳飛の一騎打ちは燃えた。
「血涙」を思い出す。
護国の剣が折れるとは…。
さすがに岳飛には受け継がれなかった。
個人的に期待していた吹毛剣vs吸葉剣の戦いは見れそうもない。残念。