風太郎は伊賀の忍び。
黒弓の手を借りながら、伊賀の城に潜入。
采女様から試験を受けていた。
しかし、お城に傷をつけてしまう。
怒り心頭の藤堂の御殿。
あえなくお払い箱。
餞別をもらい京へ。
黒弓と別れる。
いつか“忍び”に戻れる。
信じて、そこで遊んで暮らす。
いつの間にかすっからかん。
吉田山のあばら屋に住み着く。
“声”がかからないまま一年以上過ぎる。
土方をしながら暮らす。
そんなとき黒弓が現れる。
ひょうたんを持って。
義左衛門の紹介。
ひょうたんを扱う“瓢六”に行けという。
その夜、へんなじいさんが現れる。
“因心居士”と名のる。
なにもかもお見通し。
箱を“瓢六”という店に届けるように言われる。
しかし、開けてしまい中身の“蛾”は粉々になって“口”の中へ。
“瓢六”へ行くと昨日のじいさんが。
どうやら昨日とは違うらしい。
そのじいさんから、ひょうたんを育てるように言われる。
風太郎は、いやいやながらも育てることに。
“瓢六”の使いをするようになったある日。
高台寺へ。
そこに“偶然”常世が。
吉田山のあばらやに常世が。
腕試し。
高台院と会うように言われる。
高台院と対面。
頼まれ事。
それは祇園会で“ひさご様”の護衛だった…。
* * *
風太郎や、仲間の忍びたちは、決して強いわけではない。
風太郎は仕事にあぶれ、遊び暮して身をやつす。
最初は風太郎のだらしなさに、気をもんだりした。
その反面、自分にも通じるダメさを感じたりもした。
後半、大坂冬の陣が始まり、風太郎は念願の“忍び”に復帰する。
それは、彼をシリアスな現実へと引き戻してゆく。
どこかで彼らを“生かして”くれるものだと、おいらは作者に“甘えて”いたようだ。
