2013年8月10日土曜日

楊令伝(十五)天穹の章

南宋との全面的にぶつかる梁山泊。

ひそかに密会する李富と撻懶。
先帝の遺勅が動き出す。

呉用は李富を討ち取る。
しかし公孫勝が…。

梁山泊と死闘を繰り広げる岳飛。

宣賛は金へ自由市場を説きに出る。
粘罕は宣賛に負けを感じる。
そして自由市場を否定する。
察知した武松もまた…。

挟み撃ちの梁山泊。
それも楊令は、ある程度察知していた。
だが、灯台もと暗し…。
欧元は欧鵬の甥ではない。

岳飛は風前の灯火。
楊令の夢。
それは目の前だった。
顔の赤い痣は紫に見える。
ふたりは呼応するかのように対峙する。
*   *   *
この文章を書いている今でも、涙が出てくるぞ。
歴史は繰り返す。
まるで、楊業が裏切られたように金が背を襲う。
まるで、晁蓋が倒れたときのように毒が襲う。
楊令は“替天行道”を自分の解釈で、現実のものとしようとした。
しかし時は、その思想に追いついてはこなかったのか。
かつて肩を並べた国は、敵となり、恩を仇で返すのか。
ただ“志”を追い求めた漢が消えた。
それを、目の当たりにした岳飛は、これからどう闘うのか?
それは岳飛伝で語られるのか。

この物語で、岳飛は実在の人物だ。
その結末がどうなるのか分っている。
だから、これから岳飛が、どう生きるのか。
そして、どう死ぬのか…。

岳飛伝へ。

2013年8月4日日曜日

神去なあなあ日常

ここにきて何でこの作品なのか?
魔が射した? いえいえ。
出版当初、宮崎駿監督が本帯にコメントがあった。
自分で映画にしようか…どうしようか…。
みたいなことが書いてあった。
で、来年、矢口史靖監督が映画化するらしい。
文庫で出ていたので読んでみた。

終盤の行事の盛り上がり。
諏訪地方の御柱を想起させる。
自分も生島足島神社の諏訪社の御柱に参加したことがある。
だから、少しは感情移入ができる。
だからこそ、物語に場面を、どう表現するのか。
興味をそそられるところ。

あと、主要キャストも決まっているみたい。
けれど、自分のなかでのイメージと合わない。
まあ、自分が監督するわけではない。
文句を言うのは筋違いだ。

矢口監督のお手並みを楽しみにしたい。