2013年1月15日火曜日

楊令伝(二)辺烽の章

武松は楊令と立ち会う。
吸毛剣で右手を切られる。
楊令と焼いて喰う。

梁山泊軍は太湖の洞宮山・洞庭山に。
新たな拠点となりつつある。

童貫は禁軍をさらに強固に。
調練として地方を巡回。
そんなとき、岳飛という少年に出会う。
少年に何かを見出す童貫。
しかし禁軍に引き抜こうとはしない。
「型にはめない方がいい」
童貫は、とっさにそう思った。

杜興が李応の娘・李媛の副官となる。
李媛は亡き父の遺志を継ぎ、重装備部隊を

方臘が仮面を脱ぐ。
呉用と、青蓮寺により入れられた宋の元将軍・許定。
侮っていた方臘の力に震撼す。

呉用と楊令が会う。
南の乱と、北の争い。
これを利用して梁山泊再興の時を稼ぐことに。

岳飛は独自で、傭兵団を結成。
村々の用心棒をしながら流浪。
そんなある日、黒い騎馬隊と遭遇。
それは幻王(楊令)の黒騎兵だった。
不意打ちをする。
しかし負ける。
弱さを痛感した岳飛は禁軍へ。
*   *   *
楊令は、自らに“生ききる”ことを課していた。
宋を倒す。
その先の新しい国の有り様は、少しは良くなっても、また同じなのか…。
それに関わる気持ちは、楊令にない。

武松は、拳を落とされ、憑き物が落ちたように明るくなった。
宋江の命を絶った吸毛剣で、拳を絶たれた。
武松にとって、そこに大きな意味があったようだ。

方臘に魅力を感じる呉用。
梁山泊の思想と、喫祭時魔の宗教は相容れない。
しかし、それ包括してしまうような魅力を感じるのだった。

楊令と方臘に共通するのは、国と戦う男の生き様だ。
その跡にはあまり興味を示していないことだ。