信長と本願寺のにらみ合いが長く続いていた。
雑賀党の鈴木孫市は毛利に兵糧入れを求める。
毛利方評議。
兄の吉川元春は諾。
弟の小早川隆景は否…。
とは言わないが、上杉謙信の動向が気になる。
とりあえず、村上海賊に応援を求めることに。
使者を立てる。
村上海賊と言っても3つある。
そのなかの能島村上は独立系。
一番の有力者だ。
頭領は村上武吉。
使者の児玉就英と乃美宗勝。
行く途中、あやしい船に追い抜かれる。
それは一向宗門徒の船。
しかし船頭にだまされ、拉致られていた。
村上海賊の領域は帆別銭が必要。
その船が能島村上の領域で包囲される。
先頭に立つ豪胆な女。
それは能島村上の姫。
名を村上景(キョウ)と言う。
児玉就英たちは村上武吉と会う。
毛利に加担し、本願寺へ兵糧入れを申込む。
武吉は景との結婚を条件に出す。
児玉就英は美丈夫だ。
景に否やはない。
しかしプライドの高い就英。
これを蹴る。
決裂。
安堵したのは隆景だった。
なぜか一向宗門徒の船が能島に。
村上海賊の一員が乗れば、瀬戸内海の行き来は自由。
「姫は異相。堺へ行けばモテモテ」
門徒の源爺にそそのかされる。
かくして景は、自ら門徒の船に乗り込むのだった。
* * *
今までの和田さんの著書とは趣が違うというか…。
こんなに読みにくくなかったと思うんだけど…。
資料の肉付けがしっかりしているのはいいと思う。
しかし、物語と資料説明が混ざった文章は、イマイチ読む波に乗れない。
直前に読んだ伊東潤さんの本が、物語と状況説明が整理されていてとても読みやすかっただけに、読みにくさが際立ってしまったというか…。
“じゃあお前が書けば‼”と言われてしまえば、グーの音も出ないのだけれど…。
物語自体はとてもおもしろい。
男たちが戦いに向かう姿勢は単純明快だ。
後半の主人公・景の考え方は、現代のオイラ達の考え方に通じている。
…しかし、“あの”景がこのまま腐ってしまうとは思えない。
後半の復活のキッカケが鍵になるしとても気になるところ。
後半の復活のキッカケが鍵になるしとても気になるところ。
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