劉徹は死を恐れはじめる。
張騫は使節団として西へ。
さらに西の国々に使節を送り込む。
大宛から大きな馬を連れて帰国。
それを李陵と蘇武は興奮の眼差しで眺めていた。
劉徹はその汗血馬に強い興味を持つ。
身毒(インド)にも興味を示し、西南の道を開こうとする。
その軍監には司馬遷の姿も。
黄帝と始皇帝。
この二人しか行わなかった“泰山封禅”
劉徹はこれを決行。
司馬遷の父は同行を許されず憤死。
父の意志を受け継ぐ司馬遷。
太史令となる。
衛青は病の床。
匈奴の脅威が去った今、軍馬は減らされていた。
匈奴はいつか息を吹き返す。
憂う衛青。
李陵に光を見出すのか。
最期がきた。
あの、砂漠の風に立ち尽くしている…。
劉徹に逆らうものはいなくった。
桑弘羊は憂う。
しかし、自分も何もできていない。
国庫を潤すことに専念。
大司農となる。
匈奴が息を吹き替しつつある。
単于は、伊穉斜から長男へ。
それから兄弟が歴任し、三男・且てい侯に。
頭屠は伊穉斜に“四番目の息子”とされていた。
その頭屠は精強な軍を創り上げていった。
蘇武が匈奴への使節に選ばれる。
「土産で単于をなだめてこい」ということ。
しかし、ある誤解から囚われの身となるのだった。
* * *
劉徹の治世で絶頂期を迎えた漢。泰山封禅を行い、天に近づこうとする劉徹。
それは死への恐怖からか。
隆盛を極める漢。
そのカゲでひっそり張騫が死に、衛青が逝く。
そして、英邁から暗愚へ。
もう劉徹に逆らうものはいない。
