2016年3月18日金曜日

史記 武帝記(四)

霍去病がまさかの病死。
劉徹は死を恐れはじめる。

張騫は使節団として西へ。
さらに西の国々に使節を送り込む。
大宛から大きな馬を連れて帰国。
それを李陵と蘇武は興奮の眼差しで眺めていた。

劉徹はその汗血馬に強い興味を持つ。
身毒(インド)にも興味を示し、西南の道を開こうとする。
その軍監には司馬遷の姿も。

黄帝と始皇帝。
この二人しか行わなかった“泰山封禅”
劉徹はこれを決行。
司馬遷の父は同行を許されず憤死。
父の意志を受け継ぐ司馬遷。
太史令となる。

衛青は病の床。
匈奴の脅威が去った今、軍馬は減らされていた。
匈奴はいつか息を吹き返す。
憂う衛青。
李陵に光を見出すのか。
最期がきた。
あの、砂漠の風に立ち尽くしている…。

劉徹に逆らうものはいなくった。
桑弘羊は憂う。
しかし、自分も何もできていない。
国庫を潤すことに専念。
大司農となる。

匈奴が息を吹き替しつつある。
単于は、伊穉斜から長男へ。
それから兄弟が歴任し、三男・且てい侯に。
頭屠は伊穉斜に“四番目の息子”とされていた。
その頭屠は精強な軍を創り上げていった。

蘇武が匈奴への使節に選ばれる。
「土産で単于をなだめてこい」ということ。
しかし、ある誤解から囚われの身となるのだった。
*   *   *
劉徹の治世で絶頂期を迎えた漢。
泰山封禅を行い、天に近づこうとする劉徹。
それは死への恐怖からか。

隆盛を極める漢。
そのカゲでひっそり張騫が死に、衛青が逝く。

そして、英邁から暗愚へ。
もう劉徹に逆らうものはいない。