2017年6月12日月曜日

岳飛伝(五)紅星の章

兀朮は開封府の手前まで下がる。
ひとつは兵站を延ばす目的だった。
南宋軍には撤退命令が。
岳家軍だけが残る。
兀朮は、待っていたかのように岳飛と対峙。
澄みわたった空のような戦。
双方、手傷を負う。
そして、双方に和睦の命令が降される。
空は完全には澄み切らない。
最終決戦かと思い定めた。
その転瞬、両者引き返す。

宣凱は史進から日本刀を貰い受ける。
合っているようだ。
そして、とうとう呉用が死ぬ。
「岳飛を助けろ」
そう言って死んだ呉用。
宣凱は聚義庁の裏庭に埋める。
替天行道の旗と一緒に。
…終わり、そして始まる。
練兵場では、ひとり史進が刀を振りかざしている。
*   *   *
呉用死す。
一時代が終わった感だ。
宣凱は新しい“梁山泊”を具現できるのか。

王清が梁紅玉にフラれ自棄になっているのか。
ひとりの少女を連れさらに流れ行く。