2018年1月31日水曜日

岳飛伝(九)暁角の章

小梁山に人は増えつづけている。
秦容は劉剛を見ている。
上に立つ者としての資質。
劉剛は、ある二人を処断。
憂鬱になる秦容。
立つ場所を間違えているのか。
胸ぐらをつかみ約束させる。
そして宣示庁という名。
それは小梁山での聚義庁。

韓世忠は梁紅玉を捨てた。
梁山泊との海戦へ。
沙門島へ。
孫二娘は残る。
島の高い場所で。
替天行道の旗が翻る。

小梁山が襲われる。
敵は精強。
飛刀を放ち、音を上げない。
それは高山の民。
信じられない被害を被る。

史進たちは臨安府を急襲。
沙門島の南宋への報復。
帝は震え上がる。

高山の民。
率いたのは敦と文。
秦容は西の高山へ敦を先導させる。
そこは空気が薄い。
秦容でさえ気を失いそうだった。
集落の長と契約。
敦を中心に傭兵を雇うことに。

張朔は金軍との海戦。
鴎焰と瓢箪矢。
壮絶な火戦。

梁山泊。
宣凱は物流を操作。
その波は遠く、王清や蔡豹をも巻き込む。

岳都。
岳飛も梁興も妻には敵わない。
呑んで狂う。
梁興の妻・于姜は、高山の民文の才を見抜く。

物の流れがおかしい。
蕭炫材は燕京へ。
撻懶は病いが篤い。
会えない。
魯逸と会うが囚われ監禁される。

呼延稜と兀朮。
馬鹿げたほど、愚直にぶつかりあっていた。
それだけ壮絶でもあるということ。

王清はモヤモヤ。
鄭涼を持て余しはじめている。
いや、自分を持て余していのか。

撻懶死す。
蕭炫材は風玄によって救い出される。
が、追手。
間一髪のところに致死軍。
候真は蕭炫材に好感を持っていた。
*   *   *
宣凱の壮大なる兵糧攻めが、ここに結実しはじめる。物流の戦いが全中華を多いはじめ、こちらは梁山泊に一日の長があるように見える。
南宋との戦いは水上に移り韓世忠が表舞台に。梁紅玉をあっさり捨てた男は、何に心をたぎらせるのか。その捨てた女にふられた王清だけが、この物語のなか異質に映る。
飛刀を駆使する山の民。モデルは案外キングダムかもしれないと思ったのは、オイラだけか。

三国志+αのような様相を呈し始めた物語はどこへ向かうのか。