2011年11月1日火曜日

楊家将(上)

時は宋が中国統一を目前にしていた。
残るは北漢と遼だ。
楊業率いる楊家軍は北漢の軍。
目覚ましい活躍は、北漢の佞臣のせいで帝に疎まれている。

とうとう宋の総攻撃がはじまる。
宋帝・趙光義は楊業を臣従させたい。
というわけで戦をしないでにらみ合う。
ウラで北漢宮廷内に、楊家と宋が結んだように謀略。
楊業はその申し開きもかねて、帝に会いにいく。
しかし、もう帝自体の信頼は失墜していた。
ここまで尽くしてきた虚しさ。
それを感じつつ、とうとう楊業は北漢の旗を焼く。

北漢を滅ぼした宋は、勢いに乗って燕雲十六州へ。
遼は強く、楊家の活躍で辛くも、帝と八王を救われる。

遼の蕭太后は、男であれば英雄たりえた。
負けは、絶対に取り返さなければならない。
宋を撃退したとはいえ、領地は少し浸食された。
総大将の耶律奚低、
蕭太后に、北に追いやられている“白き狼”。
耶律休哥を、密かに呼び寄せるのだった。
*   *   *
両雄とも騎馬隊の調練を厳しく行い、とくに耶律休哥の軽騎兵は赤備え。
大坂の陣の真田の軍と印象がかぶる。
“赤備え”は少数精鋭の象徴のようだ。

楊家の兄弟たちは、それぞれ武に優れ、それぞれ強い個性を持っている。
とくに、四郎と六郎は成長が気になる。
楊家将と耶律休哥の壮絶な戦いが始まる。