あれから九年。
流浪を重ねた。
しかし夢はかなわず、今は囚われの身だ。
軟禁生活の四郎左。
そこへ無人斎が現れる。
甲斐を追放された武田信虎だ。
無人斎は四郎左にある企みを持ちかける。
四郎左を使って甲斐へ返り咲こうというのだ。
事件が起き四郎左は駿河を脱する。
そして不本意ながら小太郎を頼る。
小太郎の助力で足利学校へ。
鉄斎と話す。
武田が面白いと言う。
その言葉を信じ、四郎左は武田へ赴く。
そして晴信と運命的な出会いをするのだった。
* * *
その後は、諏訪の上原城での戦いを皮切りに、山本“四郎左”勘助の活躍が描かれていく。そして、志賀城攻めでの旧友・曽我冬乃助とのとの再開。
彼との約束は川中島へと誘う。
個人的には、砥石崩れや、その後の海野源太左衛門(後の真田幸隆)の活躍も読みたかったが、この物語は、あくまでも四郎左の物語。
そして、次は宇佐美“冬之助”定行の物語。
