NHKに踊らされていることは分かってる。
けれど、思わず古本屋でまとめ買いしてしまったわけで…。
TVドラマを見ればおのずとストーリーも分かる。
ここで覚え書きするには、ちと内容も濃い。
なのでとりあえず「読みました」的な程度の覚書と感想を。
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主人公は秋山好古・真之兄弟と正岡子規。三人とも伊予松山の人。このころの日本は、勉強すること=お金を稼ぐこと、だった。
好古は秋山家の長男。今でいう中学生ぐらいの歳に真之が生まれたとき、貧乏で家族が多く「寺に出さねば育てられない」というのを、「お豆腐ほどお金をこさえる」からやめてくれと止めた。
その言葉通り、好古は早くから家を出て、苦学しながら、最終的には給料をもらいながら勉強できる士官学校へ。体格がよいということもあって騎兵を選択する。
だから弟の真之は、兄・好古に頭が上がらない。
真之も兄に負けず劣らずの秀才。そして、すごいガキ大将で伝説になるくらいだった。
同級生に正岡子規がいた。こちらも秀才だ。
ふたりとも上京し、大学予備門に入る。一時期は同居していたこともあって、そのころの仲間を子規は“七変人”と言って青春を謳歌した。
そんなふたりも、人生の岐路に立つ。
このころの学生は大学予備門を中心に、ある分野で一番になることだけを考えた。
真之は予備門の勉強で拓ける分野のなかに、一番になれる職業がないことを早いうちから悟り、子規に内緒で兄・好古に相談し、海軍兵学校に入ることを決める。これが後々の名参謀になる道だった。
子規は哲学の道で一番になりたかった。しかしこちらも一番になれないことを悟り、徐々に文学〜俳句への道へと移っていく。
このころ、好古はフランスに留学する。
時代は“ドイツ(プロシャ)式”になる世の中なのに、旧藩主のお目付役として半強制的に、古い考えのフランス軍学を学ぶことになってしまった。…が、騎兵だけはドイツよりフランスのほうが理にかなっていることを知り、陸軍トップの山県有朋に献言する。
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かなり興味深く読んでいるけれど、何せ自分はバカなので、その当時の政治情勢、国際情勢、文化情勢がよく分かっていないで読んでいる。山県有朋とか陸羯南とか、名前は聞いたことはあるけれど…ぐらいの知識しかない。間違って理解しているところもあるかもしれない。これはドラマを見て補えればなぁ、と思っている。それにしても、幕末維新この時代は、傑物たちが、雲が湧き立つよう登場する。時代がそうさせるのだろうか? 若者たちはエネルギッシュだ。希望に胸ふくらましながら、世界へと邁進して行く。