耶律休哥のもと、メキメキと頭角を現す。
記憶は無い。
耶律休哥からは、自分が宋の将軍だったことを聞いた。
ケイガキという皇帝の姉が、献身的に尽くしてくれる。
なぜか、違和感は感じない。
いつしか、耶律休哥の右腕となっていく。
楊家軍。
六郎と七郎は代州で調練を繰り返していた。
三万もいた軍は数百人に。
宋は信用できない。
何のために戦うのか?
楊家の誇りのためだった。
父・楊業の意志を継ぐ。
ぶつかりあいながらも、軍を立て直してゆく。
会戦。
五分五分。
六郎は「幻」の旗下、四郎の幻と出逢う。
あの太刀さばき。
あの馬の乗りこなし。
死んだはずの四郎としか思えなかった。
石幻果は、ケイガキと夫婦になる。
吸葉剣を佩く。
燕京でつけられていることに気づく。
吸葉剣でそいつを切り捨てる。
その男は、かつての部下だった。
〝楊四郎〟と呼ばれても、何も感じなかった。
二度目の会戦。
六郎と石幻果が直接対決。
六郎は父から受け継いだ吹毛剣を佩いていた。
吹毛剣vs吸葉剣。
激しい衝撃で、石幻果は記憶が蘇る。
* * *
石幻果は楊四郎だった。まさか仇である耶律休哥に拾われるとは。しかし石幻果は、耶律休哥に父以上のものを見る。
六郎と七郎は散り散りになった、楊家軍を再興する。
しかし、宋は信頼していない。
再興を志す精神の源は、父・楊業から受け継いだ〝誇り〟の復活だった。
