2011年9月30日金曜日

子産(上)

ときは春秋中期。
鄭の国は、北に“晋”。
南に“楚”の大国に挟まれ翻弄されていた。

子産は小さなころから天才。
政治の機微を見通せる目を持っている。
父・子国は優秀な将軍だ。
宰相の子駟に従って采配をふるっていた。
子駟は優秀だった。
しかし、暗君である禧公を暗殺。
そのころから、独裁的になり政治もまずい。

子産は父が心配だ。
「子駟に引退を勧めるべきです」
孝道を曲げて父に意見する。
叱り飛ばす子国。
しかし、子産の意見も尤もだった。
父は冷静に理解していたのだった。
*  *  *
上巻は父・子国が主役。
父と息子の、着かず離れずの関係がとてもいい感じだ。
それにしても、この春秋戦国という時代。
政治の均衡を考えての戦争。
暗殺して亡命。
亡命して復讐。
自分には悪循環に見える。
秦の統一は、まだまだ先の話。