…というわけで、誰もが知ってる作品なので今更解説もないが、自分の覚書として書き残すことも、このブログの主旨のひとつなので、どうかその辺はよろしくひとつ…。ときは関ヶ原戦後、武蔵と又八は九死に一生を得て、とある民家に転がり込む。そこは、若い後家・お甲とその娘・朱美が住んでいた。傷を癒し、故郷へ帰ろうかとも思う矢先、野武士に襲われる。お甲の死んだ亭主はこいつらの頭領だったが、野武士の間にも下克上があるのか殺されてしまっていた。裕福な暮らしに慣れていたお甲は、娘に関ヶ原の死体を追い剥ぎさせていたのだ。ためこんだ品物が狙われ、それを逆に武蔵たちが返り討ちにしてしまう。次の日武蔵が起きると母娘と又八の姿がなくなっていた。
武蔵は一年ぶりで宮本村に帰る。村には姉がいるし、又八の許嫁・お通と母・お杉がいて、又八の安否を知らせるためでもあった。しかしお杉婆は、又八をそそのかして関ヶ原へ連れて行った武蔵を、深く恨んでいた。そこへ姫路の西軍残党狩りが入り、武蔵はランボーのように山に潜り抗う。そこへ現れたのが宗彭沢庵だ。
沢庵に生け捕られた武蔵だったが、又八に裏切られた失意のお通によって助けられる。お通は一連の事件で、強く武蔵に惹かれるようになっていた。
沢庵によって姫路城の蔵にこもり、兵書などを読み漁ること三年。剣に生きることを決める。京都を中心に武者修行をすることさらに二年。後の因縁となる吉岡の門を叩く。しかし騙し討ちをかけられ、若頭領である清十郎と果たし合うことを得ずに、そこを後にする。
宿泊していた木賃宿で、ひょんな因縁から城太郎という少年を弟子として、連れて行くことに。
次に向かうは、奈良宝蔵院。そこの高弟を打ち負かした武蔵だが、二代目胤舜は留守だという、老僧は胤舜の師匠であった。この人に精神的敗北を感じ、試合には勝ったのに、しっくりいかない武蔵…。
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沢庵によって精神的に開眼した武蔵。それまで蛮勇で、剣も強かったみたいだ。ちょっとやそっとでは負けない。宝蔵院の老僧によって、さらに精神的に成長する兆しを見せるのか!?