2012年9月29日土曜日

水滸伝(十七)朱雀の章


武松と李逵は女真の地へ。
北の国境を脅かすよう、工作する。

偽の和平工作。
侯健は高俅に近づき贅沢な暮らし。
戴宗はそれを嫌う。
息子は斉州の支店。
だまされて働いているところを顧大嫂に拾われる。

童貫が本格的に動く。
ターゲットは双頭山。
董平が野戦に討って出る。
相手は童貫・副将の鄷美。
後ろに童貫の騎馬隊。
鄷美は我慢強い戦。
董平は互角に戦った。
最期は童貫が直接手を降す。
それが、敵将への礼儀だと…。

武松と李逵が魯達を子午山へ。
魯達の死は近い。

和平交渉。
解珍が梁山泊の名代に。
高俅の脅しにも平然としている。
さらに魯俊義が、自分の死を有効に使う。
これで、ほぼ信じさせられた。

春・秋風山には、鮑旭が一千で籠っていた。
童貫は周信をおいて見張っていた。
蕭譲と金大堅。
それぞれ、蔡京の偽の印鑑と文書を作成。
戴宗がそれを持って、北京大名府へ。
蔡京の娘婿をだまして、動かす。
おかげて、鮑旭たちは梁山泊へ。

和平交渉は、もういらない。
解珍や燕青も開封府を脱出。
侯健は妻を探す。
しかし高俅につかまり、妻ともども殺される。

燕青は李師師に近づく。
李師師は燕青の正体は分かっているようだ。
それでいて抱かれる。
妓館には帝はもう来ないようだ。
燕青はその足で梁山泊へ。
梁山泊には主だったメンバーが集まっていた。
みんなの目前で魯俊義は果てる。

魯達は楊令にすべてを伝えようとしていた。
まず「替天行道」。
「女」。
そして「父」のこと。

さらに童貫は攻める。
二竜山攻防。
梁山泊はほぼ全軍。
関勝死す。
張清の飛礫が童貫の額を打つ。
禁軍撤退。

致死軍vs高廉軍。
公孫勝はここで高廉の首を取る。
しかし、その代償は大きい。
劉唐と楊林。
とりわけ劉唐には思い入れがあった。
劉唐は林冲に援護を頼んでいた。
それで救われた。
撤退中、公孫勝ははじめて過去を語る。
その相手は、あの林冲だった。

闇塩の道がはじめてあばかれた。
燕青は聞煥章の独自の密偵に着目。
孔亮に探索を依頼。
呂牛を突き止める。
しかし、聞煥章の護衛・文立と刺し違える。

魯達は楊令に百八の漢たちの話を聞かせる。
そして、“病”という内なるものに負ける無念さ。
その無念を、楊令たちに見せつけて、自ら逝くのだった。
*   *   *
公孫勝が林冲に過去を明かすジーンにグッとくる。
ライバルであり、いつも顔を合せればけんかばかりのふたりだが、根っこの部分は通じ合っているのだと思った。
関勝が逝き、致死軍の面々が相次いで逝き、そして魯達までもが逝ってしまった。嫌が応にも、梁山泊に暗雲がたれこめていた。